新版 明解C言語実践編
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はじめに
本書は、C言語の基礎をある程度マスターして次のステップを目指すみなさんのためのテキストです。
見えないエラー/見えにくいエラー/見落としやすいエラーに始まって、必須の知識ともいえる
型変換
、
文字列とポインタ
、
構造体と共用体
、
ファイル処理
、プログラム実行時に必要な分だけ
オブジェクト(変数)を動的に生成する
方法など、多くのテクニックを学習します。
それに加えて、他のテキストではあまり解説されることのない、配列内をやりくりする線形リスト、検索が容易になるように索引を付けた線形リスト、2分探索木における非再帰的手法による探索など、
応用的なプログラム例
も満載です。
最後の章では、
カーソル位置や文字の表示色を制御するライブラリ関数
を示します。これは、MS-Windows 2000 / XPを含めた多くの環境で実行できるものです。
本書では、
162編
の
プログラム
と、
163点
の
図表
を使って学習を進めていきます。豊富なプログラムリストと図表を使って学習することが、『
明解C言語
』シリーズの特徴です。ちなみに、数多くのプログラムリストに触れることを英語の学習にたとえると、数多くの例文や会話文などに触れることに相当します。
シリーズ第2作目である本書の『
実践編
』というサブタイトルは、取り上げている話題のすべてが、
プログラミングの学習や開発の現場で起きた問題点や疑問点
であることに由来します。
プログラミングに限ることではありませが、どんなモノにも落とし穴が潜んでいます。こうした落とし穴を避けて通る方法を本書で学習しましょう。
平成16年11月
柴田 望洋
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