柴田望洋の本棚
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癒す心、治る力
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著者:Andrew Weil
原題:Spontaneous Healing
訳者:上野圭一
発行:角川出版(1995年9月/文庫版:1998年7月)
文庫版背表紙によると、『人には自ら治る力がそなわっている。その治癒力を活性化されることで、絶望的な病から奇跡的に生還した人は少なくない。現代医学から、自然生薬、シャーマニズムまで、人が治るメカニズムを究めたワイル博士が、自らの臨床体験をもとに、実際の治癒例と処方を具体的にわかりやすく記し世界的ベストセラーとなった医学の革命書。』とのことです。
原著のタイトルを直訳すると、『自発的治癒』です。大きく三部構成となっています。
- 第一部 治癒系
- 第二部 治癒系を最大限に活かすには
- 第三部 もし病気になったら
まず、第一部では、難病から奇跡的に回復した具体的なエピソードが数多く紹介されるとともに、治癒系の存在が示されます。第二部では、具体的なプログラムを含め、治癒系を働かせる方法が示され、第三部では、病気の対処法に関するアドバイスが示されます。
多くの示唆に富んでおり、健康に興味ある方であれば、決して読んで損はしない本です。
2001年2月28日 by BohYoh Shibata
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