第2種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度・春期 午前 問6

 浮動小数点表示においては、仮数部には正規化された表現を用いる。その理由として最も適切なものはどれか。

 ア 扱う数値の範囲が拡大できるため
 イ 演算回路が簡単になるため
 ウ 演算速度が速くなるため
 エ 固定小数点数とみなしても大小関係が保たれるため
 オ 精度を保つため

解答

 オ

解説

 浮動小数点表示において、0以外の数値に対して仮数部の絶対値の最上位けたが0以外になるようにけた合わせする操作が正規化です。小数部があらかじめ定められた範囲内に入るように指数部と小数部を調整して、精度の向上を行います。
 たとえば、0.000123×105を0.123000×102とします。


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