| 第２種情報処理技術者試験 |
1996年度 ＝ 平成8年度・春期 |
午前 |
問18 |
25MIPSの処理装置がある。この処理装置の平均命令実行時間はどれか。
| ア 40ナノ秒
| イ 0.25マイクロ秒
| ウ 0.4マイクロ秒
|
| エ 2.5マイクロ秒
| オ 4マイクロ秒
|
ア
MIPS（million instructions per second）は、1秒間あたりの106単位（百万単位）の平均命令実行回数です。
| 単位 | 記号 | 値 | |
|---|
日本語
| ミリ | m | 10-3 | 千分の一 |
| マイクロ | μ | 10-6 | 百万分の一 |
| ナノ | n | 10-9 | 十億分の一 |
| ピコ | p | 10-12 | 一兆分の一 |
本問では、1秒間に平均2千5百万回の命令を実行できるのですから、平均命令実行時間は次のように求められます。
平均命令実行時間 ＝ 1 / 25,000,000
＝ 0.00000004（秒／命令）
したがって、40ナノ秒となります。
なお、単位を間違えないように、以下の公式を覚えておくといいでしょう。
平均命令実行時間（マイクロ秒）＝ 1 / MIPS値
平均命令実行時間（ナノ秒） ＝ 1,000 / MIPS値
