第2種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度・秋期 午前 問46

 ファイル編成法の一つである索引編成ファイルの説明として、正しいものはどれか。

 ア  各レコードのもっているアドレスによって、レコードに直接アクセスできる。媒体の利用効率が悪くなることもある。
 イ  データを記録する領域と、特定レコードを直接アクセスするための情報を記録する領域で構成する。媒体の利用効率がよく、大規模なファイルを作ることができる。
 ウ  物理的に書き込んだ順番にレコードを記録する。順次アクセスだけができる。
 エ  メンバと呼ぶデータ領域と、メンバの情報を管理する登録簿域で構成する。プログラムの格納に適している。

解答

 イ

解説

 索引編成ファイルは、レコード内の特定のキーに索引を設け、その索引を探索することによって、そのレコードにアクセスできるファイルです。
 以下に示す三つの領域から構成されます。

基本データ領域 データレコードを記録する領域
索引領域 レコードを直接アクセスするためのキーの索引情報を記録する領域
あふれ域 ファイル全体を書き直すことなく効率よくデータを追加するための領域

 あふれ域をもつことによってファイル全体を書き直すことなくデータの追加ができ、媒体の利用効率がよく、大規模なファイルを作ることができます。ただし、アクセス効率を維持するためには再編成が必要となります。


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