第2種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度・秋期 午前 問66

 設計資料の品質を確保するために、開発の各段階においてレビューを行う。このときに行うレビュー技法の一つであるインスペクションの説明として、適切なものはどれか。

 ア  参加者が持ち回りで責任者を務めながら、全体のレビューを遂行する。
 イ  対象ソフトウェアの一部を試作し、実際に動作させてレビューする。
 ウ  レビュー実施の焦点を絞っておき、一度に1項目を確認することによって、迅速に資料を評価する。
 エ  レビュー対象の設計資料の作成者がレビューを主催する。

解答

 ウ

解説

 参加者が持ち回りで責任者を務めながら、全体のレビューを遂行するのは、ウォークスルーです。

 対象ソフトウェアの一部を試作し、実際に動作させてレビューするのは、プロトタイプ手法におけるレビューです。

 レビュー実施の焦点を絞っておき、一度に1項目を確認することによって、迅速に資料を評価します。

 レビュー対象の設計資料の作成者がレビューを主催するのは、ミスを見落としやすいため、好ましくありません。



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