第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・春期 午前 問45

 LANのアクセス制御方式であるCSMA/CD方式に関する説明のうち、最も適切なものはどれか。

 ア  送出した信号の衝突を検知した場合には、ランダムな時間の経過後に再送信する。
 イ  送信権を与えるメッセージ(フリートークン)を得たノードがデータを送信する。
 ウ  ディジタル信号をアナログ信号に変換(変調)して通信を行う。
 エ  転送する情報を、セルと呼ばれる固定長のブロックに分割して転送する。

解答

 ア

解説

 搬送波検知多重アクセスCSMA/CDcarrier sense multiple access with collision detection)は、1本のケーブルによる共通の伝送路でつなぐ、主にバス型LANで利用されているデータ送信の制御方式です。送信データを送った際に衝突を検知すると、送信を中断します。

 送出した信号の衝突を検知した場合には、ランダムな時間の経過後に再送信します。

 送信権を与えるメッセージ(フリートークン)を得たノードがデータを送信するのは、トークンバッシング方式です。

 ディジタル信号をアナログ信号に変換(変調)して通信を行うには、モデム変復調装置)MODEMmodulator-demodulator)を利用します。

 転送する情報を、セルと呼ばれる固定長のブロックに分割して転送するのは、非同期転送モードATMasynchronous transfer mode)です。


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