第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・秋期 午前 問47

 通信回線の伝送誤りに対処するパリティチェック方式に関する記述として、正しいものはどれか。

 ア  1ビットの誤りは検出できる。
 イ  1ビットの誤りを訂正でき、2ビットの誤りは検出できる。
 ウ  奇数パリティならば1ビットの誤りを検出できるが、偶数パリティは1ビットの誤りも検出できない。
 エ  奇数パリティならば奇数個のビット誤りを、偶数パリティならば偶数個のビット誤りを検出できる。

解答

 ア

解説

 パリティチェックは、データにパリティビットを付加することによってデータ誤りを発見する方法です。
 パリティビットを含めて1の数が偶数になるようにパリティビットを付加するのが偶数パリティ、奇数になるように付加するのが奇数パリティです。

 1ビットの誤りは検出できます。

 1であるビットの個数を特定する方法ですから、1ビットの誤りを検出することはできても、位置の特定ができないため訂正できません。もちろん2ビット以上の誤りの検出もできません

 奇数パリティでも偶数パリティでも1ビットの誤りを検出できます

 奇数パリティでも偶数パリティでも、1ビットの誤りを検出することはできても、位置の特定ができないため訂正できません。もちろん2ビット以上の誤りの検出もできません


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