第2種情報処理技術者試験 1999年度 = 平成11年度・春期 午前 問76

 プログラムの一部をひそかに入れ替えて、本来の仕様どおりに機能させながら、データの不正コピー、悪用、改ざんなどの不正を意図的に実行させる方法はどれか。

 ア サラミ法  イ スーパザップ法
 ウ タッピング  エ トロイの木馬

解答

 エ

解説

ア サラミ法(salami technique)
 多数の資産から、全体への影響が無視できる程度にわずかずつ搾取する方法です。たとえば、利息の四捨五入による端数を搾取するなどの手口があります。

イ スーパザップ法
 緊急事態用にシステムが備えている制限を回避して、ファイルやプログラムにアクセスできる機能を使う方法。

ウ タッピング
 ネットワーク上のデータを、通信者に知られないように入手する“盗聴”のことです。

エ トロイの木馬
 プログラムの一部をひそかに入れ替えて、本来の仕様どおりに機能させながら、データの不正コピー、悪用、改ざんなどの不正を意図的に実行させる方法です。


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