第2種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度・春期 午前 問49

 データベースシステムにおいて、複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合、論理的な矛盾を生じさせないために用いる手法はどれか。

 ア 正規化  イ 整合性制約
 ウ データ中心設計  エ 排他制御

解答

 エ

解説

ア 正規化
 データベースの項目の意味内容とデータ項目間の関係を分析して、重複更新などの冗長さや矛盾がないデータを定義することであり、第1正規化、第2正規化、第3正規化の順に行って細分化します。

イ 整合性制約
 最低限のデータベースの整合性を保つための制約です。

ウ データ中心設計
 対象業務領域のモデル化に際して、安定した情報資源に着目する設計手法です。

エ 排他制御
 データベースシステムにおいて、複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合、論理的な矛盾を生じさせないために用いる手法です。データをアクセスする際にロックをかけることによって、他のユーザやプログラムがアクセスできないようにします。DBMSが自動的に行うものと、アプリケーションプログラムがDBMSに明示的に指示して行うものとがあります。


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