第2種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度・秋期 午前 問46

 A、Bというディレクトリ名をもつ複数個のディレクトリが図の構造で管理されている。¥A¥B → .. → ..¥B → .¥Aのようにカレントディレクトリを移動させた場合、最終的なカレントディレクトリはどこか。ここで、ディレクトリの指定は、次の方法によるものとする。

〔ディレクトリ指定方法〕
 (1)  “¥”で始まるときは、左端にルートが指定されているものとする。
 (2)  ディレクトリは“ディレクトリ名 ¥…¥ ディレクトリ名”のように、経路上のディレクトリを上位のディレクトリから“¥”で区切って指定する。
 (3)  カレントディレクトリは“.”で表す。
 (4)  1階層上のディレクトリを“..”で表す。

 ア ¥A  イ ¥A¥A  ウ ¥A¥B¥A  エ ¥B¥A

解答

 エ

解説

 最初は\A\Bですから、下図に示すに移動します。

        ルート           \            B      /    / \     A    A   B    /   / \   A   A   B

 次に..によって、下図に示す親ディレクトリに移動します。

        ルート        /   \            B      /    / \     A    A   B    /   / \   A   A   B

 次に..\Bによって、下図に示す親であるルートディレクトリの子ディレクトリであるディレクトリに移動します。

        ルート        /   \                  / \   / \     A   B A   B    /   / \   A   A   B

 次に.\Aによって、下図に示す子であるディレクトリに移動します。

        ルート        /   \       A           / \    \     A   B    B    /   / \   A   A   B

 このディレクトリを絶対パスで表すと\B\Aです。


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