第2種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度・秋期 午前 問72

 シフトJISコードの説明として、適切なものはどれか。

 ア  8ビットコードで構成され、256種の文字を表現することができる。
 イ  ISO/IEC 10646のBMP(Basic Multilingual Plane)として採用され、パソコンでのデータ交換を円滑にすることを目的として作られたコード体系である。
 ウ  JIS X 0208で定められた漢字コードの規格であり、2バイトで1文字を表す2バイトコードを使っている。各バイトは“21”~“7E”(16進)の範囲であり、使用頻度を考慮して、第1水準と第2水準に分けている。
 エ  JIS漢字コード体系を変換したものであり、英数カナ(1バイト系文字)コードと混在しても区別できる。

解答

 エ

解説

 2バイトで1文字を表す2バイトコード系のJIS漢字コードは、第1バイトと第2バイトが“21”~“7E”(16進)の範囲であり、1バイト系文字である英数カナコードと混在しても区別できません。そこで、一定の規則によってJIS漢字コードをずらして、第1バイトが英数カナコードと識別できるようにしたコード体系がシフトJISコードです。

 8ビットコードで構成され、256種の文字を表現することができるのは、ASCIIコードなどの1バイト系文字コードです。

 ISO/IEC 10646のBMP(basic multilingual plane)として採用され、パソコンでのデータ交換を円滑にすることを目的として作られたコード体系は、Unicodeです。

 JIS X 0208で定められた漢字コードの規格であり、2バイトで1文字を表す2バイトコードを使って、各バイトは“21”~“7E”(16進)の範囲で使用頻度を考慮して第1水準と第2水準に分けているのは、JIS漢字コードです。

 JIS漢字コード体系を変換したものであり、英数カナ(1バイト系文字)コードと混在しても区別できるのが、シフトJISコードです。


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