基本情報技術者試験 2002年度 = 平成14年度・秋期 午前 問33

 メモリリークに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、極端なスループットの低下を招くことである。
 イ  アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用できる部分が減少する。
 ウ  実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法である。
 エ  主記憶の内容と補助記憶の内容とを交換する処理のことである。

解答

 イ

解説

 アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、極端なスループットの低下を招くことは、スラッシングです。

 アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用できる部分が減少します。

 実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法は、オーバレイです。

 主記憶の内容と補助記憶の内容とを交換する処理は、スワッピングあるいはロールインロールアウトです。


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