基本情報技術者試験 2002年度 = 平成14年度・秋期 午前 問69

 データベースのシステム障害を回復するために、データベースの状態と、障害回復操作を開始すべき時点の情報を、適切な時間間隔で記録しておくファイルはどれか。

 ア チェックポイントファイル  イ バックアップファイル
 ウ ロールバックファイル  エ ログファイル

解答

 ア

解説

ア チェックポイントファイル
 データベースのシステム障害を回復するために、データベースの状態と、障害回復操作を開始すべき時点の情報を、適切な時間間隔で記録しておくファイルです。障害発生時に一から処理をやり直すのではなく、最後に書き込まれたチェックポイントから処理(データベースの復旧作業など)を行うチェックポイントリスタートで利用されます。

イ バックアップファイル
 ファイルの複製です。

ウ ロールバックファイル
 ジャーナルファイルに記録された更新前情報を格納するファイルです。障害発生時は、現時点からトランザクション処理時点まで戻るロールバックによって復旧します。

ウ ログファイル
 データベースの回復処理のため、データの更新前後の値を書き出してデータベースの更新記録を取ったものです。障害発生時は、このファイルの記録をもとにして、ロールバックあるいはロールフォワードなどの手法によって復旧します。


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