基本情報技術者試験 2009年度 = 平成21年度・春期 午前 問45

 システム開発におけるウォータフォールモデルの説明はどれか。

ア 一度の開発ですべてを作るのではなく、基本的なシステムアーキテクチャの上に機能の優先度に応じて段階的に開発する。
イ 開発工程を設計、実装、テストなどに分け、前の工程が完了してから、その成果物を使って次の工程を行う。
ウ 試作品を作り、利用者の要求をフィードバックして開発を進める。
エ 複雑なソフトウェアを全部最初から作成しようとするのではなく、簡単な部分から分析、設計、実装、テストを繰り返し行い、徐々に拡大していく。

解答



解説

 ウォータフォールモデルは、システム開発をいくつかの工程に分け、前段階の工程で得られた結果をもとに、後戻りすることなく順に開発・保守を進めていくシステム開発手法です。

 一度の開発ですべてを作るのではなく、基本的なシステムアーキテクチャの上に機能の優先度に応じて段階的に開発するのは、インクリメンタルモデルです。

 開発工程を設計、実装、テストなどに分け、前の工程が完了してから、その成果物を使って次の工程を行うのが、ウォータフォールモデルです。

 試作品を作り、利用者の要求をフィードバックして開発を進めるのは、プロトタイピングです。

 複雑なソフトウェアを全部最初から作成しようとするのではなく、簡単な部分から分析、設計、実装、テストを繰り返し行い、徐々に拡大していくのは、スパイラルモデルです。


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