第1種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度 午前 問10

 B木に関する記述のうち、正しいものはどれか。

ア B木内の各要素は、追加された順に格納されている。
イ 根からそれぞれの葉までのレベル(深さ)は、要素のキー値に偏りがあると、一定にはならない。
ウ 要素の削除に伴って、部分木の要素数が一定値を下回るときは、隣の葉や節を含めて再構成される。
エ 要素は、必ず新しい葉に対して追加される。

解答



解説

 B木は、主に外部記憶域上での探索に適した木構造のデータ構造であり、次の条件を満たすものを、n階のB木と呼びます。
  (1) 根は、葉であるか、もしくは2ないしn個の子をもつ
  (2) 根、葉以外のノードは、[m/2]ないしm個の子をもつ
      ※[m/2]は、切り上げを表す
  (3) 根からすべての葉までの経路の長さが等しい

 各要素は、キー値の順に格納されています。

 根からそれぞれの葉までのレベル(深さ)は、一定に保たれます

 要素の削除に伴って、部分木の要素数が一定値を下回るときは、隣の葉や節を含めて再構成されます。

 要素は、挿入後にキー値順となるような、最下位の節に追加される。


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