第1種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度 午前 問59

 ソフトウェア開発手法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

ア オブジェクト指向設計法では、プログラムが実現する機能の階層化を最初に行う。
イ スパイラルモデルでは、最初に全体の仕様と構造を確定してから、開発に着手する。
ウ ダイクストラらが提唱した構造化プログラミングは、データ中心設計手法の一つである。
エ プログラムの論理構造を図式表現するのに、NSチャートやフローチャートなどが使用される。

解答



解説

 ソフトウェア開発手法に関する問題です。

 オブジェクト指向設計法では、クラスの設計を最初に行います。プログラムが実現する機能の階層化を最初に行うのは、構造化設計技法です。

 スパイラルモデルでは、分析・設計・プログラミング・テストのサイクルを繰り返します。最初に全体の仕様と構造を確定してから開発に着手するのは、ウォーターフォールモデルです。

 ダイクストラらが提唱した構造化プログラミングは、プロセス中心設計手法の一つです。データ中心設計手法としては、ジャクソン法やワーニエ法があります。

 プログラムの論理構造を図式表現するのに、NSチャートやフローチャートなどが使用されます。


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