第1種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度 午前 問61

 オブジェクト指向モデルに関する記述のうち、正しいものはどれか。

ア 共通の属性をもつオブジェクトは、一つのメソッドとして定義される。
イ クラス階層の間で、上位のクラスの属性を下位のクラスに引き継ぐことを、メッセージパッシングという。
ウ クラス階層を導く手法として、汎化/専化、集約化/分解、グループ化などの抽象化操作がある。
エ データ、そのデータを操作するプロセス及び制約をオブジェクト内に封じ込めることを、集約化という。

解答



解説

 共通の属性をもつオブジェクトは一つのクラスとして定義されます。メソッドは処理を行う手続きです。

 クラス階層の間で、上位のクラスの属性を下位のクラスに引き継ぐことを、インヘリタンス(継承)といいます。メッセージパッシングは、オブジェクト間でメソッドを呼び出すことです。

 クラス階層を導く手法として、汎化/専化、集約化/分解、グループ化などの抽象化操作があります。

 データ、そのデータを操作するプロセス及び制約をオブジェクト内に封じ込めることを、カプセル化(継承)といいます。


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