第1種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度 午前 問67

 ソフトウェアの欠陥修復に要するコストに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 外部及び内部設計の誤りは、プログラム作成や、マニュアルなどのユーザ向けドキュメント作成作業に影響を与えるので、ソースコードの誤りに比べて修復コストは高い。
イ ソースコードの誤りは、修復のための作業範囲がその後の工程全部に及ぶので、要求定義の誤りに比べて修復コストは高い。
ウ マニュアルなどのユーザ向けドキュメントの誤りは、文書の修正や正誤表の作成が必要になるので、外部及び内部設計の誤りに比べて修復コストは高い。
エ 要求定義の誤りは、設計レビューによって除去できるので、ソースコードの誤りに比べて修復コストは低い。

解答



解説

 外部及び内部設計の誤りは、プログラム作成や、マニュアルなどのユーザ向けドキュメント作成作業に影響を与えますから、ソースコードの誤りに比べて修復コストは高くなりがちです。

 ソースコードの誤りは、それより前の段階である要求定義の誤りに比べると修復コストは低くなります。

 外部設計の誤りは、マニュアルなどのユーザ向けドキュメントの修正に及ぶこともあり、修復コストは高くなりがちです。

 要求定義の誤りは、設計レビューによって除去できるわけではありません。


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