ソフトウェア開発技術者試験 2001年度 = 平成13年度 午前 問20

 パソコンのクロック周波数に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア CPUのクロック周波数と、主記憶を接続するシステムバスのクロック周波数は同一でなくてもよい。
イ CPUのクロック周波数の逆数が、1秒間に実行できる命令数を表す。
ウ CPUのクロック周波数を2倍、3倍、4倍、…と高くすれば、パソコンのシステム全体としての性能もそれに比例して2倍、3倍、4倍、…となる。
エ 使用しているCPUの種類とクロック周波数が等しければ、2台のパソコンのプログラム実行性能は同等と考えてよい。

解答



解説

 クロック周波数は、コンピュータ内のクロックが発生するパルス信号の周波数です。

 CPUのクロック周波数と、主記憶を接続するシステムバスのクロック周波数は同一でなくて構いません(通常は整数倍のタイミングで接続されます)。

 すべての命令が1クロックで実行できるわけではありませんから、クロック周波数の逆数は、1秒間に実行できる命令数を表しません

 CPUのクロック周波数を2倍、3倍、4倍、…と高くすれば、パソコンのシステム全体としての性能も高くなりますが、CPU以外の性能が高くなるわけではありませんので、比例して2倍、3倍、4倍、…とはなりません

 使用しているCPUの種類とクロック周波数が等しくても、CPU以外の性能が異なれば、2台のパソコンのプログラム実行性能は同等とはなりません


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