ソフトウェア開発技術者試験 2001年度 = 平成13年度 午前 問52

 ホワイトボックステストのテストデータ作成に関する記述として、適切なものはどれか。

ア 入力データを同値分割法に基づいて分析し、テストデータを作成する。
イ プログラムのアルゴリズムなど、内部構造に基づいてテストデータを作成する。
ウ プログラムの機能に基づいてテストデータを作成する。
エ プログラムの入力と出力の関係に基づいてテストデータを作成する。

解答



解説

 ホワイトボックステストは、プログラムの内部構造やアルゴリズムに着目してロジックを調べるテスト方法です。テストケースの設計法として、条件網羅、命令網羅、判定条件網羅、判定条件/条件網羅、複数条件網羅などの手法を使います。
 一方、ブラックボックステストは、プログラムの設計書からその機能を中心にテストする方法です。適切な入力を行い、期待した通りの出力が得られるかを、内部構造を考慮することなくテストします。因果グラフ、限界値分析、同値分割などの手法を使います。


 同値分割法は、ブラックボックステストにおけるテストデータ作成に向いています。

 ホワイトボックステストでは、内部仕様に基づいてテストしますので、プログラムのアルゴリズムなどの内部構造に基づいてテストデータを作成します。

 プログラムの機能に基づいてテストデータを作成する手法は、ブラックボックステストにおけるテストデータ作成に向いています。

 プログラムの入力と出力の関係に基づくテストデータ作成は、内部構造を考慮しない手法であり、ブラックボックステストにおけるテストデータ作成に向いています。


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