ソフトウェア開発技術者試験 2001年度 = 平成13年度 午前 問63

 OSI基本参照モデルにおける物理層とデータリンク層に対応するプロトコルはどれか。

ア CSMA/CD イ MHS ウ RS-232C エ X.25

解答



解説

ア CSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)
 1本のケーブルによる共通の伝送路でつなぐ主にバス型LANで利用されているデータ送信の制御方式です。送信データを送った際に衝突を検知すると、送信を中断します。送信元とあて先の特定のためにデータリンク層でMACアドレスを使用します。

イ MHS(message handling system)
 アプリケーション層における電子メールサービスの国際規格であり、メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービスによって異機種間の相互接続を可能とします。

ウ RS-232C(simple mail transfer protocol)
 EIA(Electronic Industries Association:米国電子工業会)によって規格化され、もともとモデムを接続するための通信用のシリアルインタフェースでしたが、現在では入出力装置の接続にも使用されます。物理層に対応します。

エ X.25
 パレット交換網と端末との間のプロトコルであり、物理層データリンク層ネットワーク層に対応します。


BohYoh.comトップページへ