ソフトウェア開発技術者試験 2008年度 = 平成20年度・春期 午前 問23

 仮想記憶方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア LRUアルゴリズムは、使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
イ アドレス変換をインデックス方式で行う場合は、主記憶に存在する全ページ分のページテーブルが必要になる。
ウ ページフォールトが発生した場合は、ガーベジコレクションが必要である。
エ ページングが繰り返されるうちに多数の小さな空きメモリ領域が発生することを、フラグメンテーションという。

解答



解説

 仮想記憶管理におけるページ置換えアルゴリズムの一つであるLRUleast recently used)では、最後に使われてから最も時間が経過しているページを最初にページアウトします。

 アドレス変換をインデックス方式で行う場合は、ページテーブル内にエントリーされているページ分のページテーブルが必要になります。

 ページフォールトが発生した場合は、不要ページをページアウトして、目的とするページをページインする作業が必要です。

 ページングが繰り返されても多数の小さな空きメモリ領域が発生することはありません。多数の小さな空きメモリ領域が生じるフラグメンテーションは、仮想記憶方式を利用しない場合に発生します。


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