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書込み保護フィールド(write protected field)



 final属性であるにも関わらず、更新が可能なフィールドのこと。
 コンパイラは書込み保護フィールドを、他のfinalフィールドとは区別して扱う。たとえば、通常のfinalフィールドの読み込みは同期化を受け付けないようになっている。つまり、ロックや揮発的な読み込みが関与する境界は、finalフィールドから読み込まれる値に影響を与えなくてもよい。一方、書き込み保護フィールドの値は、変更が観測されることを許されているため、同期化イベントはこれに影響を与えることとなる。
 具体例が、歴史的な経緯によってfinal static属性となっているSystem.in、System.out、System.errの各フィールドである。これらは、System.setIn、System.setOut、System.setErrメソッドによって更新されることが許される。


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