超過去問基本情報技術者午前試験

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はじめに

　本書は、基本情報技術者試験の合格を目指すみなさんに、過去問題のすべてとその攻略法を、これまでにない画期的な手法で解説する書です。対象とするのは、午前と午後の試験のうち、幅広い分野から基礎的な知識を問う〔午前試験〕です。
　その午前試験は、過去問題と同一の問題、あるいは多少手を加えただけの問題が、大部分を占めます。とはいえ、前回や前々回に出題されたばかりの問題からの流用は、ほとんどありません。流用の多くはおおむね2～5年くらい前の問題から行われます。それどころか7～8年前の問題が、ほぼそのままの形で出題されることもあります。
　したがって、直近の数期分の試験問題だけを出題期順に並べて解説する〔従来型〕問題集は、流用されそうな問題をわずかしか含んでいません。
　そもそも、系統的に学習するためには、問題は出題期別でなく分野別に並んでいなければなりませんし、合格への近道を歩むためには、各分野の出題頻度が分かるようになっていることが望まれます。

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　本書は、現在の試験スタイルが確立した平成6年度秋期から平成15年度秋期までの19期分の午前試験1520問すべてを徹底的に解説します。もっとも、紙媒体ですとページ数も限られますので、すべての過去問題と詳細な解説は〔付属ディスク〕に収録しています。本文では、必ず知っておかなければならない基礎知識、学習のツボ、頻出分野に絞り込んで解説します。
　付属ディスクの解説は、『出題期別』、『分野別』、『出題頻度の高い問題限定』など、いろいろな方法で閲覧できます。どの分野が、どのくらいの頻度で出題されているかも一目で分かります。　みなさんの受験目的や、これまでの学習状況に応じて、たとえば、
　　『頻繁に出題される分野の問題を徹底的に解いてみる。』
　　『不得意な分野の過去問を重点的に学習する。』
といった具合で、柔軟かつ多角的に学習できます。もちろん、画面で見るだけでなく、プリンタで印刷して、じっくり読んでもいいでしょう。

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　本書と付属ディスクは、過去問題の〔宝箱〕です。これらをフルに活用して、基本情報技術者試験合格に向けた学習を始めてください。

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